このコロナ禍の中で大きく変わったのがオンライン診療。
昔は遠隔医療の先駆けとしてどんな仕組みにしていくか構想は色々あったようですが、
コロナを機に医療機関や薬局が真剣に取り組まないといけない状況になったのは確かでしょう。
国も当然意識はしているようです。
・厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について
東京では2000を超える医療機関、大阪でも850以上の医療機関でオンライン診療可能なようです。
ここからは、オンライン診療を受けるための手順と私の経験談も交えて書きます。
1.診療内容の確認
「私の疾患の治療はオンライン診療の対象ですか?」と医療機関に尋ねることです。
ホームページが公開されている医療機関であれば、告知されているところもありますが、公開されていない場合は電話で確認するのがよいでしょう。
私の場合は毎月通っていたので、医療機関で「次回、オンライン診療に切り替えたいのですが、」と事務の方にお願いしたところ、「先生に判断してもらいますので少々お待ちください」と言われました。(Drに直接言ったほうがいいかもしれないですね。)
2.事前の予約
オンライン診療=テレビ電話、電話で診療をしますよ、ということなので、ここで次の診療予約の調整が発生します。基本的には、次回の予約を医療機関の事務の方に伝えるだけでよいです。
私の場合は、事務の方に次回の診療日付を伝えた後、その1週間前までに下記のアプリをインストールして次回予約を行ってほしいと言われました。

ここで氏名、住所、クレジットカード番号等の個人情報や、診察券番号の情報を登録します。
あと医療機関コードも必要なので、不明な場合は医療機関にお問い合わせください。
お薬を受け取る必要がない人はここまでで準備完了です。
ここからは薬を受け取る必要のある人の手順です。
院内処方(病院内でお薬をもらっている方)の場合は、オンライン診療と処方薬品が同時に処理されるはずのためよいのですが、院外処方のパターンの場合、こちらで調整する必要が出てきます。
厚労省のホームページでは、「薬局からお薬も送ってくれます」なんて書いてますが、それは医療機関と薬局が連携とれていた場合の話。
もし連携していなければ、「薬は薬局まで取りに行かないといけない」のです。(さらには、「医療機関からの診療明細の送付費用」も別途かかります。)
なので、院外処方の場合は下の2つの手順が追加になります。
まず、①医療機関の近くの薬局に、医療機関から処方箋を届けてもらうように伝える。
次に、②薬局から薬を自宅に送付してもらうようにお願いする。
この流れをつけておくと、薬を薬局まで取りに行く必要がなくなります。(ポイントとしては、「保険証」の内容に変更があったら教えることを薬局側にあらかじめ伝えておくこと。)
実際のオンライン診療はどうなったかは、次の「オンライン診療を実際に体験してみた(後編)」で書きたいと思います。
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